住宅と聞くと2階建ての家屋をイメージする人は多いですが、近年は1世帯あたりの家族の人数が減ったことや子供が独立したあとの住居として1階建ての平屋を建てるという方が増えてきました。

このときに注意したいのが2階建ての住宅と同じにしないこと。

平屋には平屋独自の特性があるからです。

今回は平屋を建てるときに知っておくと得をするポイントについて紹介します。

平屋の間取りで気を付けたいポイント①日当たり

平屋を建てるときのポイントの1つが「室内の日当たりに気をつける」ことです。

平屋は2階建ての建物と比較して家屋を広く取ることが多いので、日当たりを意識して間取りを作らないと家屋の中心部にある部屋が他の部屋に遮られてしまい、日の光が当たらないことがあるからです。

家屋の中心部分にも日の光を当てたい場合は、窓をできるだけ大きいものにするようにしてください。

窓を大きくすることで室内に入る光の量が増えることによって家屋の中心部も明るく照らすことができるからです。

窓を大きくしても室内に暗いところがある場合は、天窓や中庭を作るという方法も有効です。

コチラの対策をおこなうと室内にいながら星を眺めることができたり、個性あふれる庭園にできるなどのメリットが発生しますが、同時に工事費も増えてしまうことには気をつけてください。

平屋の間取りで気を付けたいポイント②防犯対策

平屋を建てる場合は防犯対策もしっかりとおこなうようにしましょう。

平屋は2階建ての建物と比較してプライバシーが守られにくいからです。

平屋は日当たりを良くするために窓を大きくすることが多いのですが、それは同時に家の周囲にいる人にも部屋の様子がよく見えてしまうということでもあり、そのことが原因で空き巣などの犯罪が発生することがあります。

そのため平屋は2階建ての建物以上に防犯対策をしっかりとおこなう必要があります。

防犯するときにオススメなのが窓の二重化。

空き巣の場合、窓を割られてしまいそこから侵入されるというケースが多いですが、窓を二重にしておくと窓ガラスの破壊に時間がかかるようになり、空き巣が起きにくくなります。

「窓ガラスの破壊を完全に防げないから意味がないのでは」と思うかもしれませんが、犯人からすると「窓ガラスを割るのに時間がかかると周囲の人間に気づかれやすくなり、通報されてしまう」という思いを抱くため、防犯効果は十分にあります。

また窓を二重化しておくと窓と窓の間にある空気の層が断熱材のような役割を果たしてくれるので、室内がより快適になり、光熱費を抑えられるというメリットもあります。

もしも窓を二重化するための予算がない場合や間取りの事情で実施できないという場合は、市販されている防犯フィルムを貼り付けるだけでも大丈夫です。

平屋の間取りで気を付けたいポイント③部屋数をできるだけ少なくする

年を取ると階段の上り下りが大変になってくるので、バリアフリーのために平屋を選択する方も多いです。

こうした事情で平屋を建てる場合は「部屋数をできるだけ少なくする」ことを意識するようにしてください。

部屋の数を増やすと、部屋の仕切りもまた増えることになり、それによって家屋の中に多くの段差ができるようになります。

部屋を仕切るために作った段差のせいでバリアフリーが十分に活かすことができないという事例は少なくないので注意が必要です。

そのためリビングとダイニング、キッチンを1つの大きい部屋でまとめるなど、平屋を建てるときはできるだけ部屋の数を少なくするようにしましょう。

また部屋の数を少なくしておくと、エアコンや照明の設置数を減らすことができ、電気代を節約することができるというメリットもあります。

「部屋を少なくするとプライベートが確保できないのでは」と思う方もいるかもしれません。

その場合は個人の部屋を設けるなど、プライベートのスペースと生活の利便性の両方のバランスを考慮して間取りを設計するようにしましょう。

またあとからプライベートのスペースが欲しくなった場合は、間仕切りなどを追加して個人のスペースを確保するようにしてください。

平屋の間取りで気を付けたいポイント④シンプルな部屋を作る

タイトルにもある通り、平屋を建てる場合はできるだけシンプルな間取りにすることを意識してください。

その理由は「平屋は2階建てと比較すると坪単価が高い」からです。

平屋を通常の建物と同じく述床面積で建てると、どうしても基礎や屋根の面積が広くなってしまい、1坪あたりにかかる建築費用が高くなります。

また平屋は収納スペースがある程度限られてしまうことがあり、それを補うために、ロフトなどの収納スペースを別途作ることがあるのですが、その分だけ住宅の構造が複雑になり、建築費用の増大につながることがあります。

費用を抑えるために平屋を選択したはずなのに、建築費用がかなりかかってしまったというケースもありますので、余計な収納スペースを作らないなど、できるだけシンプルな間取りにしてできるだけ建設費用を抑えるようにしてください。

シンプルな間取りにするときに気になるのが耐震性能。

必要な柱や壁を削ってしまうのではと懸念する方もいるでしょう。

平屋は2階建てと比較して重心が低いので耐震性が高く、さらに近年は技術の発展により必要な柱や壁の数も減ってきているので、心配することはあまりありません。

それでも不安な場合は建設業者に相談して間取りを決めるようにしましょう。

平屋をシンプルモダンする時のポイント①片流れ屋根にしてみる

平屋をシンプルモダンにしたいなら、まずは外観からこだわりましょう。

と言っても、意識すべきことは簡単!

それは片流れ屋根にすることです。

一般的には寄棟屋根や切妻屋根などが多いですが、片流れ屋根にすることでスタイリッシュな外観にすることが可能ですし、室内もロフトを設置するなどの工夫もできるようになります。

平屋をシンプルモダンする時のポイント②内装・建具に凝りすぎない

内装や建具を凝りすぎると、見た目にもうるさくなりますし、費用もかさみやすくなります。

内壁紙は白色に統一し、要所要所でモダンテイストとなる落ち着いた茶系や黒系をワンポイントに、内装プランを立ててみては?

【まとめ】平屋独特の事情を理解する

平屋は2階建ての建物と比較して、日当たりに気をつけたり防犯対策をしっかりおこなったりと意識して対策を取らなければいけないポイントがあります。

また、シンプルモダンのお洒落な平屋住宅を目指すのであれば、色調だけでなく形状も統一するとスッキリと見せることができます。

ですが、そうした要素を抑えることができれば老後も安心して住むことができるなど平屋独自の恩恵を享受することができますので、平屋を建てる場合は、そうした特性をしっかりと調べるようにしてください。